指導カリキュラム 算数
集団塾と併用する場合
集団指導の塾に通いながら、フォローとしてリブライトの授業を受ける場合について説明いたします。
過去に指導実績のある塾は
SAPIX、早稲田アカデミー、日能研、四谷大塚、四谷進学くらぶ、グノーブル、エルカミノ、ジーニアス、浜学園、希学園、アントレ、国大セミナーなどです。
偏差値別に、指導例を紹介します。
偏差値40~50の場合
偏差値40台の場合は「塾の授業に一応ついていけているが、基礎の不安が沢山ある」という状態です。
この状態のお子様には、基礎の基礎を心から納得できるように掘り下げて指導することが有効です。
これは5年生でも6年生でも共通です。
6年生であっても、夏休みまでは基礎に力を入れて勉強する方が伸びます。
例えば「平均」の単元。
「平均×人数=合計」の式を暗記すれば問題を解くことはできます。
例えば、5人の平均年収が400万円ならば、5人の年収の合計は2000万円ですよね。
でも……平均という言葉の意味を根本から理解している大人であれば、こんなことは式を暗記せずとも当然のこととして分かりますよね。
「ヘイキンカケルニンズウハゴウケイ」なんて暗記している人を見たら「いやそんな暗記しなくても……意味を理解すれば当たり前でしょ」と感じると思います。
これは極端な例ですが、偏差値40~50の小学生はこうした理解状況のまま先に進んでしまっている子が少なくありません。
でも本人は自分では気づけません。「ボクは平均の考え方をよくわかっていないけど問題が解ける」とは思いません。「平均の問題が解けるんだから理解している」と感じるはずです。
なので「平均、ちゃんと分かってる?」と問いかけても「分かってるよ!」という言葉が返ってきます。
そうではなく、プロの目から見れば理解があやふやな単元は分かります。
隠れた理解不足を逃さずあぶり出して、徹底的に根本から理解できるように導きます。
このように、基礎の隠れた理解不足を見つけ出して、心から納得できるように指導していくことが偏差値50の壁を超える鍵です。
偏差値50~60の場合
偏差値50台の場合は、塾の授業についていくことは出来ている状態です。
その上で、基礎の抜けをなくし、更に一歩先の応用問題にまで手を伸ばしていきたい、という状態です。
この状態のお子様には、「知識の提供」と「知識の整理」が効果的です。
「知識の提供」は想像しやすいと思います。問題の解き方を分かりやすく生徒に伝えます。
ここまではよくある個別指導です。(分かりやすい解説が出来る講師だけでも貴重ではあります!)
更に一歩先「知識の整理」とは、覚えた解法を別の場面・別の問題でも使えるように、より一般的な形で整理することです。
例えば算数で「出会いの旅人算」を学んだとします。ここでただ「速さの和で割る」と解法を覚えるのではなく「1秒当たりに縮まる距離に注目しているんだ」と原理まで理解したとします。
そうすると、別単元の問題でも「単位時間当たりに縮まる差」を見た際に「旅人算と同じだ!」と気づけるようになります。
点の知識が線になった瞬間です。
このように、ただ知識を覚えるだけでなく、必要な時にすぐ引き出せるように、知識にラベルを付けて整理してあげるイメージです。
こんな観点で指導してあげると、偏差値60の壁を越えられるようになります。
偏差値~39の場合
その科目の偏差値で40を下回っている場合には、塾のカリキュラムから離れて、私たちで独自のカリキュラムを作成します。
塾の授業の進度が早すぎて、ついていけなくなっている場合には思い切って塾のカリキュラムを離れて、基本に立ち返って復習した方が効果的です。
体操に例えるなら、塾で「広報宙返り二回ひねり」を習っていたとしても、まずは側転から学んだ方が良いよね。といった感じです。
高度すぎる内容に無理やりついていこうとしても、全く身になりません。
お子様が現在理解できている所まで立ち返って、そこから一歩一歩進んでいきます。
遠回りのようですが、これが成績アップまでの一番の近道です。急がば回れとはこのことです。
偏差値30台の子の成績を上げられる講師は、業界内を見渡しても非常に少ないと感じています。
リブライトには、勉強がものすごく苦手な子への指導技術に卓越した先生を多数お招きしています。
誰が教えても同じなのでは……と思った方、是非一度リブライトの体験授業を受けてみてください。
一回見れば分かると思います。これなら成績が上がるかも、と思っていただけると確信しています。
偏差値60~の場合
偏差値60を超えていて、さらに最難関を目指すお子様への指導では、塾のカリキュラムに加えて、+αの指導をします。
まず塾のテキストのフォローは、応用問題・発展問題が中心になります。
+αとして何をやるかというと、二つです。「気合で解く思考力問題」と「式や図をていねいに書く練習」です
まず一つ目の「気合で解く思考力問題」について。
最難関校を目指す場合、系統だったきれいなトレーニングだけでは越えられない壁があります。
塾のテキストを真面目にこなし、先生の解説をよく理解して習得する。だけではどうしても超えられない壁があります。
この壁を超えるためには、超難問を泥臭く汗にまみれながら解いた経験が必要です。一見すると非効率なようですが、効率では越えられない壁が開成・麻布・武蔵・筑駒などの最難関校です。
塾のカリキュラムの勉強と並行して、泥臭く気合で解く問題のトレーニングを行います。
二つ目は「式や図をていねいに書く練習」です。
小学生で勉強がとても出来る子というのは、往々にして字が汚く図を嫌がり、式を書きません。
高知能特有の雑さというのは、ある程度は許容しますが、最後の最後、入試本番でこの雑さは致命傷になります。
頭の回転が速すぎるがゆえに、手の動きや注意力が追い付いていないのが原因の一つです。
お子様が勉強を嫌にならないように、式や図そのものを嫌いになることの無いように、注意しながらうまく気持ちを乗せながら指導します。
指導カリキュラム 国語
出来る子の無意識を意識的に教える
なぜそこに注目したのか?
「国語の解説でよく見かける“〇ページ〇行目に書かれているので正解はイ”という説明。なぜそこに答えの根拠があると、先生は分かったのでしょうか?」
実は、国語が得意な人はこの「着目すべきポイント」を無意識に探しているのです。たとえば文章中の指示語や、問いが「どんな様子を見たからですか?」と尋ねている場合の“様子”というキーワードなど、答えを見つけるうえで重要なヒントとなる部分を自然と見落とさず、目をとめています。こうした「着目のコツ」を言語化して、誰でも意識的にできるようにする――これが国語の読解指導の本質です。
具体的には、たとえば傍線部付近に「それ」「こうした」といった指示語がある場合や、傍線部の直前にヒントが出てくる場合など、文章中のキーワードがどこにあるかを確認することから始めます。国語が得意な子は、“こういう問題ではここを探せばいい”と無意識に行っているため根拠をすぐに見つけられますが、苦手な子には“どこを探せばいいか”を丁寧に教えないと、答えを見つけられないままになってしまいます。
また、「どのような様子を見たからですか?」と聞かれているのに、子どもが「理由」や「気持ち」を答えてしまうケースはよくあります。これは、「様子」について書いてある表現(たとえば「寂しそうに」「嬉しそうな顔で」など)を探す必要があると頭で理解していないためです。問いと答えを一致させるというのも、得意な子は無意識にやっている重要なステップ。質問が「様子」を問うているならば、答えにも「様子」が書いてある部分を探さなければなりません。
このように、「どの単語や文に注目すれば答えを導きやすいのか?」を意識化・体系化して身につけることで、国語読解の苦手意識はぐっと減ります。私たちは、“なぜそこが答えの根拠になるのか”を一つひとつ明らかにし、無意識の着目ポイントを意識的に教えることで、お子さまが自力で答えを見つけられる力を育てていきます。
国語指導は順番が大切
国語の力を伸ばすためには、「順番」を守った指導がとても大切です。具体的には、まずは語彙をしっかり身につけ、その後、短文で主語と述語の関係をつかめているかを確認し、さらに長文になっても読解の基礎を応用できるかをチェックします。そこから、複数の文章の意味や関係性を正しく結びつけられるかを学び、最終的に段落内での主張や要旨をつかめるように指導を進めていくのです。
たとえば「段落内に何が書いてあるのかわからない」というお悩みをいただいた場合でも、お子さまがそもそも単語や表現の意味を十分に理解していなければ、いきなり段落レベルの読解指導をしてもなかなか効果は出ません。まずはしっかりと語彙力を高めるところからスタートし、そのうえで短文→長文→複数の文章→段落という流れを踏まえて読解力を養うことで、はじめて確かな理解へと結びつきます。
この順番を無視して急に長文を読ませたり、段落の要旨を取る練習をさせたりする方法は、一見効率的に見えて、実は基礎が抜け落ちてしまいがちです。
たとえば「雨が降っている。だから傘を持ってこなかった」といった文章のつながりは、不適切な関係だとすぐ気づくのかどうか。
こうした「なぜそうなるか」を論理的に理解できるようになるためには、短い文章での主語述語の把握や、複数の文同士の関係性(原因と結果・理由と結論など)を積み重ねながら学ぶ必要があります。
段落の主張や要旨をとらえる読解力は、上記のステップをしっかり積み重ねた先に身につくものです。
だからこそ、Libright(リブライト)では「語彙→短文→長文→複数の文章→段落」という正しい順番を重視し、お子さまの理解度に合わせて着実にステップアップを図っていきます。
国語が苦手だと感じているお子さまでも、土台となる語彙力から丁寧におさらいしながら進めるので、安心してお任せください。必ずや、読む力・考える力をしっかり育てていきます。
☆志望校が高いと……
苦手な子に国語教えるとき、厳しくはしない。嫌いになっちゃってる子が多いので、嫌いじゃないように。少しでも面白い文章を持ってくるとか。
出来る喜び。型にはめたら解ける問題から始める、とか。
文章も易しめのを選ぶ。
赤川次郎とか出されたら困る。
講師の専属制度
リブライトでは基本的に講師の交代はありません。
一度指導をお任せいただいた生徒様は、入試が終わるまで責任もってその先生が指導させていただきます。
よく大手の個別指導塾であるような、毎回講師が変わるような形態では責任もって系統立てた指導は難しくなります。
プロの先生が、指導開始から入試までを一本の筋で計画を立てて、最後まで責任をもって指導する事こそが真の個別指導だと考えております。